試合規定
原則として、本年度の『野球規則』および『競技者必携』に定める規則(『競技に関する連盟特別規則』など)を準用する。以下、練馬区学童野球連盟の規定とする。
1.試合方法
- イニング
- Aリーグの試合は、6イニングとし1時間30分を経過したら新しいイニングに入らない。
- Bリーグの試合は、5イニングとし1時間15分を経過したら新しいイニングに入らない。
- ※新しいイニングとは、次の回の表・裏の攻撃を指す。
- 尚、決勝戦も時間制限を採用する。(コールド試合は採用しない)
- 投球数制限
- ・1 日に投手が投球できる球数
- イ.高学年(5・6 年):70 球とする。
- ロ.低学年(4 年生以下):60 球とする。
- ハ.投球数に達した場合は、その打者が終了した時点で交代しなければならない。
- ・その他
- ニ.申告四球を認める。(投球数には数えない)
- ホ.投球に関してボークが宣告された場合も投球数に数える。
- 特別延長戦
- Aリーグ・Bリーグとも規定イニング終了時に同点の場合は、特別延長戦で勝敗を決する。
- ◆無死、1・2塁/継続打順
- 再び同点の場合は最大2回まで繰り返す。なおかつ勝敗が決しない場合は、両チームの最終メンバー各9人による抽選にて決する。
- 【選手の交代については通常の延長戦と同様、規定によって認められる選手の交代は許される。】
- コールドゲーム
- Aリーグは、4回以降 8点差とし、降雨・日没は 5回終了で成立とする。
- Bリーグは、3回以降10点差とし、降雨・日没は 4回終了で成立とする。
- 正式試合:『野球規則』7.01(g)(4)【注】及び『競技に関する連盟特別規則(少年部・学童部)』1(2)を適用。“最終均等回の総得点でその試合の勝敗を決する”。
- ◆日没及び降雨コールドゲーム成立時に適用とする。
- ◆勝敗が決していない場合には後日特別継続試合を実施する。継続試合においてはスターティングメンバー表への登録選手の追加を認める。
- ◆後日特別継続試合になった場合は、投手の球数はリセットされ1 球目よりカウントする。
- 新人戦はAリーグの試合方法を適用とする。
- 試合の進行は審判員の指示に従うこと。会場・提供グランドの都合により特別グランドルールを設ける場合は、審判員の権限において行う。
- 各試合の責任審判及び本部責任者は、大会審判長が指名する。
- 大泉学園球場・松の風運動場・各小学校のグランドルールについては、各グランドのルールに従う。
2.試合規定
- 出場資格
- 原則として、練馬区に在住又は在学(いずれも、過去に在籍の場合も可とする)する児童とする。
Aリーグの出場資格は、3年生以上とする。
Bリーグの出場資格は、5年生以下、2年生以上とする。
※出場選手は、スポーツ保険に加入していること。
- 原則として、練馬区に在住又は在学(いずれも、過去に在籍の場合も可とする)する児童とする。
- 出場選手登録名簿の取り扱いについて
- 連盟ホームページより所定の用紙をダウンロードし、必要事項を記入のうえ2枚を受付に提出する。
- 原則として、開会式当日に連盟印(角印朱)を押印した原本が受付にて返却される。
開会式以降の登録は認めない。 - 各試合会場には上記原本を必ず持参の上、スターティングメンバー表とともに大会本部に提出の事。
◆コピー等は、受付ない
◆紛失又は忘れた為に提出できない場合は、原則として没収試合=不戦敗とする。
- 出場選手登録数について
- 10名以上、20名以下とする。
- 連盟が主催・管理運営する各大会の開会式には、各チームとも登録選手全員が参加し入場行進を行うこと。
- チームの集合は試合開始予定時刻の30分前とし、速やかに大会本部に登録表およびスターティングメンバー表を提出すること。メンバー表は、ボールペンを使用し直筆1枚(本部用)、複写3枚(球審、対戦チーム及び自チーム用)計4枚を本部に提出すること。※この時点で、ジャンケンにて先攻・後攻を決める。
- 試合開始時刻に集合しない場合は、原則として没収試合とする。
- ※試合開始時刻=球審の集合合図時=になっても、9名(登録選手に限る)に満たない場合、没収試合とする。
- ベンチは抽選番号の若い番号のチームが一塁側とする。(決勝戦のベンチはジャンケンにて決める)
- 試合前にキャッチボールを行う場合は前試合終了 → ベンチ交代後、3分間を目処に速やかに行うこと。
- シートノックは、決勝戦以外行わない。
- ノッカー及び助手は、ユニフォームを着用したベンチ入り監督・コーチのみ認める。
- 補助員はヘルメットを着用すること。
- ジャンパー(グランドコート)を必ず脱ぐこと。
- ノッカー及び助手はダイヤモンド、外野フェアエリアには入らない。
- 捕手は必ずファウルカップを着用することを義務づける。
- 投手は初回(救援を含む)に限り、1分を限度として5球以内の準備投球が許される。但し、次回からは3球以内とする。
- 試合の棄権
- やむを得ず試合を棄権する場合は、チーム責任者は以下の手続きをとること。
- 試合の前日までに棄権が決まった場合は、連盟理事長(大会によっては実行委員長他責任者)に、電話にて連絡をすること。
- 試合当日に棄権が決まる、または前日までに連絡をできなかった場合はチーム責任者が、試合開始時刻30分前までに試合会場に赴き、大会本部に申し出ること。
- 攻撃中の打者、次打者、走者、ベースコーチャー、ボールボーイは、危険防止のため必ずヘルメットを着用すること。
- ボークについては、当該試合審判員が判定し規則通り適用する。
- 監督が投手の所に行く回数の制限
- 監督が1イニングに同一投手のもとへ2度目に行けば、その投手は自動的に交代しなければならない。また、監督が1試合に投手の所に行ける回数は3回以内とする(『競技に関する連盟特別規則(各大会共通)』9)。なお、当連盟では交代した投手は同一イニング中であっても他の守備位置につくことや再び投手となることが許される。
- 守備側のタイムの回数制限
- 捕手または内野手が1試合に投手の所へ行ける回数は3回以内とする(『競技に関する連盟特別規則(各大会共通)』10)。なお、
- 守備側のタイムと同時に監督も投手の所へ行った場合は、それぞれ1回と数える。
- 特別延長戦となった場合は、1イニングに1回行くことができる。
- 捕手または内野手が1試合に投手の所へ行ける回数は3回以内とする(『競技に関する連盟特別規則(各大会共通)』10)。なお、
- 指導者のベンチ入りは4名までとし、監督1名・コーチ2名・スコアラー1名とする。ベンチ入り指導者のユニフォームは選手と同一、同意匠とする。(但し、スパイクを除く)
- 例)選手のスパイク色が黒の場合、指導者のシューズ色も黒とする。
- ※代理監督は原則としてコーチ2名のうちのいずれかとし背番号は元のままとする(30番は付けない)。但し、メンバー表の監督欄に“代理” を記入し、その旨を本部に申し出ること。また、コーチの代理も認める。
- 背番号
- 選手は1番から20番まで(主将は10番)とし、監督は30番、コーチは原則として、29番、28番及び27番(代理コーチ)とする。但し、Bリーグについてはコーチと重複しない限り、20番以上でも可能とする。
- スコアラー
- ユニフォームや審判服の着用は認めない。アマチュアスポーツ・学童野球に相応しいスポーティーな服装とし、所属チームの帽子を必ず着帽すること。また、必ずスコア―ブックを付けること。(但し、コーチがスコアラーを兼任する場合はユニフォームで行うこと)
- ◆違反者はベンチから排除することがある。
- 臨時代走について
- 試合中、選手に不慮の事故が起き、一時走者を代えないと試合の中断が長引くと審判員・本部席が判断した場合には、臨時の代走者を認める。但し、試合に出場中の選手に限られ、投手と捕手を除いた選手のうち直前に打撃の終了した選手とする。
- 攻撃側のタイムの回数制限
- 攻撃側のタイムは1試合に3回以内とする(『競技に関する連盟特別規則(各大会共通)』11)。なお、特別延長戦となった場合は、1イニングに1回とする。
- 選手、指導者は勿論のこと、応援父兄の移動用車両についても各会場の制限台数等を十二分に確認し、順守すること。また、各車両にはフロント面のわかりやすい場所にチーム名を掲示すること。(制限台数以内)
- ◆会場提供者は勿論のこと、近隣にも決して迷惑をかけないこと。
- 相手チームや審判員に対する聞き苦しいヤジ・暴言や、目に余る行為は厳禁とする。
- 攻守を問わず、相手方のミスによってチャンスを得た場合も、節度を持ち決して威圧的な態度はとらない。
- 応援は声援と拍手に限る。相手選手のプレイ、審判員の判定(特にボーク)に対し、決して声高にアピールしないこと。
- 暴言・ヤジ等に関しても、チームの代表者や監督の責任で十分に指導し注意すること。
- メガホンのベンチ持ち込みは、1個のみとし監督・コーチのみ使用可とする。
- 指導者および選手のサングラス使用について
- ◆ミラー(反射する)のサングラスは禁止する。
- 審判員に対する欺瞞行為は厳禁とする。
- 試合終了後のグラウンド整備は、両チーム協力して行うこと。
3.選手に関する注意事項
- 守備時における手袋の使用は投手を除き認める。
- 全選手に対しリストバンドの使用は禁止とする。
- 投手のグラブについて
- 縁取りを除き縫い目・締め紐・網部分も含め、白色・銀色・灰色以外の色でなければならない。また、縁取り、締め紐、縫い糸を除くグラブ本体(捕球面、背面、網)は単色でなければならない(『野球規則』3.07(a))
- 試合に出場する捕手は、ファウルカップを着用すること(シートノック中も着用すること)。
- 投手が走者となった場合のジャンパー(グランドコート)の着用は、天候等を考慮し当該審判員が認めた場合のみ許可する。一塁・三塁のベースコーチも同様とする。但し、原則としてチームの統一ジャンパーとする。
- 内野手間で転送球(ボール回し)を行う場合は、1回り以内とし野手の定位置から速やかに投手に返球すること。
- (暴投・エラーで中断した場合は即刻中止とする)尚、試合状況によっては転送球を止めさせることもある。
- スパイク紐の締め直し等、意図的なタイムの要求は認めない。(遅延行為)
- 危険防止に関する注意事項
- 投手の準備投球およびブルペンでの投球練習の際、危険防止の為、捕手に防具=マスク及びヘルメットの着用を義務付ける(『野球規則』3.08(d))。
- ◆控え選手の場合も同様とする。
- 但し、やむを得ず監督・コーチが捕手を務める場合は防具の着用は不要とするが、極力控え選手を起用するよう、各チーム心掛ける事。
- 走者は危険なスライディング(ジャンプ、体当たり、足を極端に上げる等)をしてはならない。
- ◆審判員がラフプレイと見なした場合は、守備妨害で走者アウトとする。
- 捕手の本塁上でのプレイについて
- 『野球規則』6.01(h)【付記】
- 捕手はボールを持たないで、得点しようとしている走者の進路をふさぐ権利はない。塁線(ベースライン)は走者の走路であるから、捕手は、まさに送球を捕ろうとしているか、送球が直接捕手に向かってきており、しかも充分近くにきていて、捕手がこれを受け止めるにふさわしい位置をしめなければならなくなったときか、すでにボールを持っているときだけしか、塁線上に位置することができない。この規定に違反したとみなされる捕手に対しては、オブストラクションが生じたときには、審判員は"オブストラクション"を宣告するかまたはそのシグナルをしなければならない。
- 捕手のブロックは、アンフェアで危険なプレイであることから
- ◆当連盟では、「捕手はボールを持っているときしか塁線上に位置することができない事とし、ひざをついたり、身体を使って塁線上をふさいだり、本塁へ触塁しようとする走者の走塁を妨げる権利はない。捕手がこの種の行為をした結果本来なら本塁へ届いたはずの走者の足や手が阻まれたと審判員が判断した場合は、“オブストラクション”が宣告される」とする。
- 本項は、“セーフ”のタイミング(本来なら本塁に届いたはず・・・)のみ適用されるが、アウトの場合でも危険防止の意味合いから審判員は捕手と監督に注意を促す事とする。
- ※ボールを保持する前の捕手の立つ位置は、ホームベースの中央線より右側に立ち、ベースの半分を走者に見えるようにすること。
- 投手の準備投球およびブルペンでの投球練習の際、危険防止の為、捕手に防具=マスク及びヘルメットの着用を義務付ける(『野球規則』3.08(d))。
- 試合のスピード化に関する事項
- Aリーグ、Bリーグとも制限時間内での終了を目標に、攻守交代は駆け足でスピーディーに行うこと。
- 攻守交代後、攻撃側の次打者及びベースコーチはミーティング(円陣)に加わらず、速やかに所定の位置につくこと。
- 投手が捕手のサインを見るときは、必ず投手板について見ること(『野球規則』5.07(a))。
- 投手の無用なけん制は、度が過ぎるとペナルティを課すことがある(遅延行為)(『野球規則』6.02(a)(8)、(c)(8))
- 打者はバッターボックス内でベンチのサインを見ること(『野球規則』5.04(b)(4)バッターボックスルール)。
- ◆最低限、片足を残すことを徹底する。
- 次打者は必ず次打者席で待つこと。(立って待機し、素振りは禁止)
- ◆投手も含む。
- 投手の守備位置交代について
- 『野球規則』5.10(d)【原注】〔前段〕の項
- “同一イニングでは、投手が一度ある守備位置についたら、再び投手となる以外他の守備位置に移ることはできないし、投手に戻ってから投手以外の守備位置に移ることもできない”とあるが
- ◆当連盟では、本規則は適用しない(『競技に関する連盟特別規則(各大会共通)』2)。
- できる例
- 投手-野手-野手-投手
- 投手-野手-投手-野手
- なお、当連盟では監督が投手の所へ2度目に行って交代となった場合も同様とする。
- 大泉学園少年野球場=学園球場=ブルペンにおける“投手のウォーミングアップ”の取り決め
- 投手の“肩”や“肘”の健康障害を防ぐ目的で定めるものであって、指導・教育の場では無いことに留意する。
- 学園球場以外の条件的に類似する、常設提供グランドにおいても適用とする。
- 但し、最終的には提供チーム責任者の指示に従うものとする。
- 大会開催日当日、次試合の先発投手のみウォーミングアップを認める。
- 捕手役は、原則としてベンチ入り指導者(スコアラーは除く)とする。また、ヘルメットを着用した補助の選手を立たせ、打球に注意させること。
- ※ウォーミングアップの際は、当該試合の打球・送球に注意し、試合の妨げにならないよう徹底する。
- ※当該試合の投手が投球姿勢に入ったらプレイが一段落するまでウォーミングアップでの投球を開始しないこと(これは当該試合の選手のブルペンでの投球練習も同じである)。
- 投球練習開始のタイミングは、当該試合の進行状況や試合展開を考慮して、大会本部(審判団)が判断する。
- 目安としては、
- Aリーグ:当該試合の1時間15分経過後、または4回終了時とする。
- Bリーグ:当該試合の50分経過後、または2回終了時とする。
- 一塁側・三塁側とも、ブルペンは一箇所につき、当該試合中の投手(控え投手も含む)の投球練習を最優先とする。
- 投手がセットポジションにおいてボールを両手で保持して動作を静止させるとき、両手を止める位置は1試合を通じて同じでなければならない。
4.審判員に関する注意事項
- スターティングメンバー表のチェックは、原則として本部責任者が行う。
- ◆同時に提出された出場選手登録名簿を基に、氏名・背番号の記入ミスがないか入念にチェックのこと。
- なお、登録名簿と照合の結果、誤記(ミス)に気づいた場合
- 試合開始前の場合、注意を与えて書き直し(訂正)させる。
- 試合中に判明した場合、判明した時点で正しく改めさせる。
- (いずれも、罰則は適用しない)
- 担当審判員同士で相互の確認・打合せ(責任範囲、インフィールドフライ発生時の対応等)を行い、試合終了後は試合の進行及び裁定等に関するミーティングを行い、反省点や修正事項を確認する。
- 判定の変更について
- ルールの解釈や適用の間違い及び誰が見ても明らかなミスジャッジは速やかに(ベンチからの抗議=タイムが要求される前)当該審判員及び本部にて協議し、裁定を訂正すること。
- 監督が投手のところへ行く回数の制限
- 監督が投手のところへ一度行くか、行ったとみなされた場合は、球審はあと一度行けば投手を交代させなければならない旨を知らせる。なお、一度目に知らせなかった場合は二度目に行こうとしたとき、球審はその旨を知らせなければならない。
- 審判員の靴の色は黒とし、靴下の色は黒または紺とする。
5.連盟制定“特別ルール”について
- (1)投手は変化球を投げることを禁止する
- 『競技に関する連盟特別規則(少年部・学童部)』7より
- “学童部の投手は変化球を投げることを禁止する”
- 関節の障害防止のため、まだ骨の未熟な学童部の投手に対して変化球を投げることを禁じ、変化球を投げた場合は次のペナルティを課すこととする。変化球を投げた場合とは、投球が審判員によって変化球と判断された場合をいう。なお、ペナルティは少年の健康管理が目的で、骨の未熟な投手が特に、ひじや手首などをひねって投げるような投球方法を禁じているのであるから、監督・コーチは、この点に十分留意して指導しなければならない。
- ペナルティ
- ①変化球に対して“ボール”を宣告する。
- ②変化球を投げた場合は、投げないように注意する。注意したにもかかわらず、同一投手が同一試合で再び変化球を投げたときは、その投手を交代させる。(同一試合では、投手に戻れない)
- ③変化球が投げられたときにプレイが続けられた場合は、打者が一塁でアウトになるか、走者が次塁に達するまでにアウトになった場合は、プレイを無効とし、打者のカウントに“ボール” を加える。この場合状況によっては、攻撃側の監督の申し出があれば、プレイはそのまま有効とする。但し、打者が安打、失策、四死球、その他で一塁に行き、走者が進塁するか、占有塁にとどまっている場合は、変化球とは関係なくプレイはそのまま続けられる。
- (2)投手のけん制球が悪送球となった場合
- 『野球規則』5.06(b)(4)(G)及び(H)関連
- “投手板をはずして(野手となった)、走者のいる塁へ悪送球しボールがデッドラインを越えた場合”
- ◆当連盟では、投手板上からの悪送球と同様、テイク・ワンとする。
- (2)捕手、投手を含む野手が飛球(ファウル)を捕えた後、ベンチ又はデッドラインを越えて踏み込んだり、倒れ込んだ場合
- 『野球規則』5.12(b)(6)、5.09(a)(1)及び5.06(b)(3)(C)の項
- いずれも、野手が踏み込んだり、倒れ込んだりした時の占有塁から一個の進塁が許される。とあるが、
- ◆当連盟では、捕球後、ベンチ又はデッドラインを越えた場合はボールデッドとなり、塁上の走者の進塁は許さない。(打者アウト)また、飛球を追いかけベンチ及びデッドラインを踏み込んだ場合もボールデッドである。
- 従って、捕球されても打者はファウルで打ち直しとなり、走者も進塁は許されない。
- ※但し、ベンチ又はデッドラインを踏まずに上空に手を差し伸べて捕球することは許され(打者アウト)、かつ捕球後も踏み込んだり、倒れ込まなければ、ボールインプレイである。
- (4)打球処理直後の内野手の最初のプレイに基づく悪送球がなされた場合
- 『野球規則』5.06(b)(4)(G)【規則説明】
- “打者を含む各走者が少なくとも一個の塁を進んでいた場合には、その悪送球が内野手の手をはなれた時の各走者の位置を基準として定める”とあるが
- ◆当連盟では、打者走者・走者ともに本規則を適用しない。
- 投手の投球当時の各走者の位置を基準とする。また、外野手の打者走者に対する一塁への悪送球も同様とする。
- 打者 = 二塁止まり、一塁走者 = 三塁止まり
- (5)投手の投球またはけん制球がボールデッドとなった場合
- 『野球規則』5.06(b)(4)(H)【規則説明】
- “投手の投球が捕手を通過した後(捕手が触れたかどうかを問わない)さらに捕手またはその他の野手に触れて、ベンチまたはスタンドなど、ボールデッドと規定された個所に入った場合、および投手が投手板上から走者をアウトにしようと試みた送球が、その塁を守る野手を通過した後(その野手が触れたかどうかを問わない)さらに野手に触れて、前記の個所に入ってボールデッドとなった場合、いずれも、投手の投球当時の各走者の位置を基準として、各走者に2個の塁を与える。”とあるが、
- ◆当連盟では、本規則を適用しない。
- 捕手や野手を通過した後に直接ボールデッドと規定された個所に入った場合と同様、各走者に1個の塁を与えることとする。また、上記6(2)項に関連して投手板をはずして走者のいる塁へ送球した場合も同様とする。
- (3)“練馬総合運動場”に於ける特別グランドルール
- 別紙『練馬総合運動場』“特別ルール”を参照
以上
平成30 年2 月4 日改訂実施
令和2 年3 月1 日改訂実施
令和4 年3 月1 日改訂実施
別紙『練馬総合運動場』“特別ルール”
連盟制定“特別ルール”について
- “練馬総合運動場”に於ける特別グランドルール
- ①A面:一塁側
- a.デッドラインは“側溝内縁”(グランド側)とする。
- 従って、打球や送球が側溝内縁を越えた場合はボールデッドである。
- b.フェアの打球に対する処置
- B面三塁側ベンチの端(向かって右=トイレ側)を境に
・手前で、デッドラインを越えた場合 → エンタイトル・ツーベース。
・後側で、デットラインを越えた場合 → フリー(成り行き)とする。(三塁側ベンチ内を含む)
- ②B面:三塁側
- a.デッドラインは“立木の前の線”とする。従って、打球や送球が立木の前の線を越えた場合はボールデッドである。
- b.フェアの打球に対する処置
- B面レフト線のファールポールを境に
・手前で、デッドラインを越えた場合 → エンタイトル・ツーベース。
・後側で、デットラインを越えた場合 → フリー(成り行き)とする。
- ③送球がデッドラインを越えた場合
- 野手の送球については、規則通り、すべてテイク・ツーとするが、投手が投手板を外した時の送球がデッドラインを超えた場合については、テイク・ワンとする。
- ④ファウルエリア上の “枝”に打球が当たった場合
- 当たった段階でボールデッドとする。従って野手が捕球してもファウルである。
- ⑤フェアエリア上の “枝”に打球が当たった場合
- インプレイ、且つフリー(成り行き)とする。従って野手が捕球すればアウトであり、落下すればフェアである。この場合、落下地点がフェアかファウルエリアかは問わない。
- ※本プレイが発生し、審判員がフェアエリアで“枝”に当たったと判断した場合は、 審判員は瞬時に“フェア”のジャッジをする事。
- ⑥A面、B面ともホームラン性の打球が、外野ネットの下を抜けた場合認定ホームランとする。
- ①A面:一塁側
【練馬総合運動場少年野球場グランドルール】

- ①A面デッドラインと超えた場合の処置
-
a. 外周のデッドライン
・“側溝内縁”(グランド側)とする。従って、打球や送球が側溝内縁を越えた場合はボールデッドである。
b. フェアの打球に対する処置
・B面の土と芝生の境と、その三塁側外周までの延長戦、左翼中堅後方マーカー設置ラインをデッドラインとし、
・インフライトで越えた場合→認定本塁打とする。
・ゴロで越えた場合→エンタイトル・ツーベースとする。
※但し、センター後方カラーコーン(大)を境に、中堅後方をゴロで越えた場合は認定本塁打とする。
- ②B面デッドラインと超えた場合の処置
-
a. 外周のデッドライン
・“側溝内縁”(グランド側)とする。従って、打球や送球が側溝内縁を越えた場合はボールデッドである。
※但し、センター後方側溝内縁をゴロで越えた場合は認定本塁打とする。
b. フェアの打球に対する処置
・A面の土と芝生の境と、その一塁側外周までの延長戦、右翼中堅後方マーカー設置ラインをデッドラインとし、・インフライトで越えた場合→認定本塁打とする。
・ゴロで越えた場合→エンタイトル・ツーベースとする。
但し、センター後方カラーコーン(大)を境に、中堅後方をゴロで越えた場合は認定本塁打とする。
- ④ファウルエリア上の“枝”に打球が当たった場合の処置
-
当たった段階で、ボールデッドとする。従って、野手が捕球してもファウルである。
- ⑤フェアエリア上の“枝”に打球が当たった場合の処置
-
インプレイ、かつフリー(成り行き)とする。従って、野手が捕球すればアウトであり、落下すればフェアである。この場合、落下地点がフェアかファウルエリアかは問わない。
※本プレイが発生し、審判員がフェアエリア上で“枝”に当たったと判断した場合は、審判員は瞬時に“フェア”のジャッジをすること。